「人の役に立ちたい」──
キャリアの原点はそこにある
大学では社会問題やメディア論を学びながら、身近な人の家業や社会の不安定さに触れたことをきっかけに、「誰かの相談に乗れる専門家になりたい」と思うようになりました。
“会計士”というキャリアに決めたのは、人の役に立てる実感と、自分自身の軸を持って働ける職業だったから。
「やっぱり、自分は“誰かの役に立ちたい人”なんだと思うんです。」
監査法人ではなく、コンサルの世界へ
会計士試験合格後に選んだのは、監査法人ではなく、コンサルティングファーム。
大手監査法人の説明会にも参加しましたが、「なぜ自分は会計士になりたかったのか」という原点に立ち返り、企業変革の現場に深く入り込めるコンサルティングファームの入社を決めました。
入社後は、事業再生やIPO準備の常駐支援で、財務・事業DD/計画策定/企業価値算定/内部統制構築/経理内製化までを、監査法人・金融機関・投資家との実務調整とあわせて担当。
ハンズオンで走り切る7年間の現場経験を通じて、
「数字の先に“人”がいる」――
その実感を軸に会計の力を鍛えてきました。

監査の“リアル”に触れたい。非常勤での挑戦
企業側に立って監査法人対応を行う中で痛感したのは、「監査法人対応のもどかしさ」や「監査の構造的な非効率さ」。
“このままでいいのだろうか?”という思いとともに、監査側のリアルを知らずにコンサルを続けることの限界も感じていました。
独立後、準大手監査法人で非常勤として監査業務に携わったのは、その「監査を内側から知りたい」という想いがきっかけでした。
「監査は、もっと進化できるはず。」──そんな想いを強くした時期でした。
“数字で支える”だけじゃない。事業家としての視点
その後、離乳食ベンチャーとのご縁からCFO的な役割を担うように。
経営管理、資金調達、補助金申請、法人設立などを通じて、事業者視点のリアルを体感しました。
さらに、ペットフード関連の自身の事業にも挑戦。
「プレイヤーとしての苦労や決断」を経て、専門家としての視座が一段と広がったと思います。
「“数字で支える”という軸は変わりませんが、事業側のリアルに触れた経験は、かけがえのない財産になりました。」

あおい監査法人との出会い──
「監査の未来を変えたい」
そんな中で出会ったのが、あおい監査法人。
実はパートナーの角田さんとは、数年前に別の仕事でご一緒したこともあり、再会という形でした。
監査現場の非効率を変えていきたいというビジョン、AIを活用した監査再構築の構想、そして「誰もが挑戦できる監査法人をつくる」という熱量に強く共感。
「柔軟な組織と、同じ温度で未来を語れる仲間がいたことが、参画の決め手になりました。」

これから入ってくる方へのメッセージ
“最初の監査法人”があおいという選択肢。
キャリアを“自分の意思”で選べる場所
あおいにジョインして改めて感じたのは、「“こうでなければならない”が少ない」こと。
監査経験が少なくてもパートナーとして活躍できるのは、スキル以上に“意志”を大切にする文化が根づいているからだと思います。
「やりたいことがある人にこそ、向いている場所。“最初の監査法人”があおいだからこそ、自分の意思を持っていれば、ここはキャリアの追い風になる。」
